後藤正治ノンフィクション集 第9巻 『一九六〇年代の肖像』『表現者の航跡』『孤高の戦い人(Ⅰ)』



内容紹介
『一九六〇年代の肖像』
初版2009年/登場人物:藤圭子、ファイティング原田、ビートルズ&ボビー・チャールトン、シンザンをめぐる人々、吉本隆明
◆刺激的な時代に思想の根源を見つめ、生きてきた人物を通して、その時代からのメッセージを記す。
若者たちの反抗が世界的規模で巻き起こった1960年代。その渦中で青春期を生きた筆者が、往時の象徴としての歌手、ボクサー、思想家などを取り上げ、いまなお汲むに足るものを探り当てんとする『一九六〇年代の肖像』。

『表現者の航跡』
初版2009年/登場人物:オノ・ヨーコ、北方謙三、国谷裕子、皇太子徳仁、内田樹、高樹のぶ子、森 毅
◆著者の心をとらえた前衛アーティストやハードボイルド作家…など7人の評伝をまとめた『表現者の航跡』
作家・アーティスト・思想家など、その人ならではの世界で多くの支持を集めている人々がいる。それら「表現者」たちの成功以前には、どんな歴史があったのか。現在から原点へと降り立つ取材から、「表現者」それぞれの核が見えてきた。

『孤高の戦い人』
初版2009年/登場人物:松井秀喜、小川良樹、福永祐一、北橋修二
 ※ 後藤正治ノンフィクション集 第10巻『孤高の戦い人』に、
   上田利治、伊達公子、岡野功、古賀稔彦、谷本歩実、仰木彬の話を収録します。
◆一流のアスリートの世界を描く、スポーツノンフィクション。
一瞬の判断が明暗を分ける勝負の世界で、いかに勝利を手中にするか―。野球場で、テニスコートで、道場で、人生を凝縮したような光を放つ一流のスポーツ選手がいる。彼らのこれまでの歩みには、どんな物語があるのか。また、行く手には何が見えているのか。


関連カテゴリ:
後藤正治×ブレーンセンター
  後藤正治ノンフィクション集(全10巻)
全ジャンル一覧
 ノンフィクション
  ノンフィクション:後藤正治ノンフィクション集(全10巻)
  ノンフィクション:スポーツ
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 シリーズ一覧:後藤正治ノンフィクション集(全10巻)
商品コード:
9784833902595
販売価格(税込):
2,592

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(選択中のタイトル:後藤正治ノンフィクション集 第9巻 『一九六〇年代の肖像』『表現者の航跡』『孤高の戦い人(Ⅰ)』)

書籍情報

発行日:2015/4 、 判型:文庫判 ・ソフトカバー 、 頁数:734頁 、 その他- 、 装幀:鈴木一誌+大河原哲 、 発行:ブレーンセンター

著者

後藤 正治(ゴトウ マサハル)

1946年、京都市に生まれる。1972年、京都大学農学部を卒業。
ノンフィクション作家となり、医学、スポーツ、人物評伝などの分野で執筆を重ねる。
『空白の軌跡』(講談社文庫)で第四回潮ノンフィクション賞、『遠いリング』(岩波現代文庫)で第十二回講談社ノンフィクション賞、『リターンマッチ』(文春文庫)で第二十六回大宅壮一ノンフィクション賞、『清冽』(中央公論新社)で第十四回桑原武夫学芸賞、を受賞。

2016年、書き手として出発して以降、2010年までに刊行された主要作品のほとんどが収録されている「後藤正治ノンフィクション集(全10巻)」の刊行が完結。

他の著者に、『関西の新実力者たち』(ブレーンセンター.1990)、『刻まれたシーン』(ブレーンセンター.1995)、『秋の季節に』(ブレーンセンター.2003)、『節義のために』(ブレーンセンター.2012)、『探訪 名ノンフィクション』(中央公論新社.2013)、『天人 深代惇郎と新聞の時代』(講談社.2014)などがある。


上記内容は2016年時点のものです。

目次

『一九六〇年代の肖像』
滅びの演歌
黄金時代
君は決して一人じゃない
天馬、駆ける
海を流れる河
あとがき

『表現者の航跡』
摩天楼の伝説
ハードボイルド
キャスター
プリンス
思想の整体師
愛のプロ
老人フリーター
あとがき

『孤高の戦い人()』
二つの故郷
巣立ち

あとがき

第九巻解説――小野民樹
第九巻への覚書

小野民樹氏「解説」より

映画でたとえれば、タルコフスキーやテオ・アンゲロプロスの映像だろうか。怠惰な長回しではなく、ワンカットの中にいくつかのシーンがくみこまれていて、やや薄暗いスクリーンに柔らかな光が射し、いつのまにか時も流れ、人も変わって……
後藤さんの文章を読むと、そんなことを感じるときがある。DVDで確認しようとすると、もうその印象は朧げになっている。しかし後藤さんの作品には「埋み火」はたしかにそこに存在するのだ。(中略)
思いかえしてみると、後藤さんの本をけっこうたくさんつくったが、直接仕事の話をしたことはほとんどない。「どうですかね」「まあいいんじゃないですかね」というくらいだ。受け取った原稿をめぐって、編集者と著者が机をたたいて激論するというのは、テレビドラマの世界だろう。話さなければわからないような人とは、話したってわからないのだ。
後藤さんのテーマは「人間」である。