後藤正治ノンフィクション集 第3巻 『遠いリング』『咬ませ犬』



内容紹介
『遠いリング』
初版1989年/登場人物:井岡弘樹、徳島尚、山根禎英、 野崎万弘、谷内均、大竹永寿、奥田章博、河野俊彦
◎第十二回講談社ノンフィクション賞
◆青春の燃焼、人生の意味──渾身のスポーツ・ノンフ ィクション。
ボクシングは夢を見つづける力がなければやっていけないスポーツである。青春の燃焼を求めて、大阪グリーンツダジムに通う若者たち。精神の緊迫感、勝負の熾烈さ、努力と壁、薄暗い練習場の片隅で、無心にサンドバックを叩き続ける無名のボクサーたちの肉体の輝きを活写し、現代の青春そのものを描ききった、渾身の人生的 ノンフィクション。(「高橋のぶ子 解説」より)

『咬ませ犬』
初版1993年/登場人物:谷内均、福田功、小島浩三、坂田好 弘、山本一夫
◆倒される前に倒す──スポーツノンフィクション傑作集。
本物のプロの世界を描いてみたい──倒される前に倒す、 その一瞬を狙う無名ボクサー、咬ませ犬の青春、公式戦記 録のない二軍監督、競走馬の仕上げに賭ける厩務員、ラガーマンの見果てぬ夢、尖鋭登山に挑み続ける中年クライマー。彼らの情熱の源は何か。スポーツの世界を舞台に、人生の哀歓を鮮やかに描く連作ノンフィクション。


関連カテゴリ:
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 ノンフィクション
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  ノンフィクション:スポーツ
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商品コード:
9784833902533
販売価格(税込):
2,592

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(選択中のタイトル:後藤正治ノンフィクション集 第3巻 『遠いリング』『咬ませ犬』)

書籍情報

発行日:2010/10 、 判型:文庫判 ・ソフトカバー 、 頁数:824頁 、 その他- 、 装幀:鈴木一誌 、 発行:ブレーンセンター

著者

後藤 正治(ゴトウ マサハル)

1946年、京都市に生まれる。1972年、京都大学農学部を卒業。
ノンフィクション作家となり、医学、スポーツ、人物評伝などの分野で執筆を重ねる。
『空白の軌跡』(講談社文庫)で第四回潮ノンフィクション賞、『遠いリング』(岩波現代文庫)で第十二回講談社ノンフィクション賞、『リターンマッチ』(文春文庫)で第二十六回大宅壮一ノンフィクション賞、『清冽』(中央公論新社)で第十四回桑原武夫学芸賞、を受賞。

2016年、書き手として出発して以降、2010年までに刊行された主要作品のほとんどが収録されている「後藤正治ノンフィクション集(全10巻)」の刊行が完結。

他の著者に、『関西の新実力者たち』(ブレーンセンター.1990)、『刻まれたシーン』(ブレーンセンター.1995)、『秋の季節に』(ブレーンセンター.2003)、『節義のために』(ブレーンセンター.2012)、『探訪 名ノンフィクション』(中央公論新社.2013)、『天人 深代惇郎と新聞の時代』(講談社.2014)などがある。


上記内容は2016年時点のものです。

目次

『遠いリング』
第一章…絆のテンカウント
第二章…ジョーの戦記
第三章…演歌
第四章…カムバック
第五章…青コーナーブルース
第六章…B級パンチ
第七章…ゴング鳴るとき
あとがき

『咬ませ犬』
咬ませ犬──倒される前に倒す無名ボクサー
壁と呼ばれた男──公式戦記録のない二軍監督
ライアンの蹄音──競走馬の仕上げに賭ける厩務員
楕円球への夢──見はてぬ夢を追うラガーマン
ザイルの彼方──挑み続ける中年クライマー
あとがき

第三巻解説─林 壮一
第三巻への覚書

林 壮一「解説」より

後藤さんの『遠いリング』は編集者たちの価値観と真正面から対峙し、そのうえで彼らを黙らせた一冊でもある。穏やかな人柄の奥にある、後藤さんの信念が伝わる。
若いボクサーたちのリングにおける生き方を目にし、“ほてり”を感じながら、ご自身も原稿用紙の上で闘っていたのだ。出版界の手垢に塗れて志を失う書き手が多いなかで、そのファイティング・スピリットは潔く、眩しい。
末期的状況に向かうノンフィクション界に留まり、30年以上もトップファイターとして勝負し続ける後藤さんの姿には、ただただ脱帽だ