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書籍情報
発行日:2013/4/1 、 判型:新書判 ・ソフトカバー 、 頁数:499頁 、 その他- 、 装幀:鈴木一誌+上村隆博 、 発行:ブレーンセンター
著者
安井 喜雄(ヤスイ ヨシオ)
プラネット映画資料書館代表。神戸映画資料館館長。研究活動と共に貴重なフィルムを始めとしてポスターや関連書籍、雑誌などを収集。現在、質、量共に充実し、国の内外から注目を集める。
笹川 慶子(ササガワ ケイコ)
関西大学文学部准教授。同大学大阪都市遺産研究センター研究員。専門は映画史、映画美学。著書に『大阪映画文化の誕生』(関西大学大阪都市遺産研究センター)、共著書に『映画観客へのアプローチ』(森話社)、共訳書に『フィルム・アート─映画芸術入門』(名古屋大学出版)などがある。
橋爪 紳也(ハシヅメ シンヤ)
大阪府立大学21世紀科学研究機構教授。同大学観光産業戦略研究所所長。著書に『絵はがきで読む大大阪』(創元社)、『「水都」大阪物語』(藤原書店)、『ゆく都市くる都市』(毎日新聞社)、『大阪の教科書』(監修、創元社)ほか多数。
芦屋 小雁(アシヤ コガン)
神戸映画資料館名誉会長。喜劇俳優。舞台公演・テレビ・ラジオなどで活躍。日本有数の映画コレクターとしても有名。著書に『シネマで夢を見てたいねん』(晶文社)などがある。
船越 幹央(フナコシ ミキオ)
大阪歴史博物館学芸員。専攻は、日本近代史。主な著書に『看板の世界』(大巧社)、『大阪の橋ものがたり』(共著、創元社)など、主な展覧会に「阪神タイガース展」「大阪/写真/世紀」などがある。
藤井 康生(フジイ ヤスナリ)
大阪市立大学名誉教授。主な著書に『幻想劇場─フランス・バロック演劇の宇宙』(平凡社)、『東西チャンバラ盛衰記』(平凡社)、『神戸を読む』(晃洋書房)、訳書に『魔笛─秘教オペラ』(白水社) などがある。
増田 周子(マスダ チカコ)
関西大学文学部教授。専門は日本近現代文学、大正・昭和文学研究・関西文壇研究。著書に『宇野浩二文学の書誌的研究』(和泉書院)、共著書に『小林天眠と関西文壇の形成』(和泉書院)などがある。
阪本 順治(サカモト ジュンジ)映画監督。1989年、『どついたるねん』で第32回ブルーリボン賞最優秀作品賞を受賞。『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、キネマ旬報ベストテン第1位など、主要映画賞を総ナメに。その後も『KT』『亡国のイージス』『闇の子供たち』『座頭市 THE LAST』『大鹿村騒動記』など多数の作品を手がける。最新作は、湊かなえ原案、吉永小百合主演の『北のカナリアたち』。
プラネット映画資料書館代表。神戸映画資料館館長。研究活動と共に貴重なフィルムを始めとしてポスターや関連書籍、雑誌などを収集。現在、質、量共に充実し、国の内外から注目を集める。
笹川 慶子(ササガワ ケイコ)
関西大学文学部准教授。同大学大阪都市遺産研究センター研究員。専門は映画史、映画美学。著書に『大阪映画文化の誕生』(関西大学大阪都市遺産研究センター)、共著書に『映画観客へのアプローチ』(森話社)、共訳書に『フィルム・アート─映画芸術入門』(名古屋大学出版)などがある。
橋爪 紳也(ハシヅメ シンヤ)
大阪府立大学21世紀科学研究機構教授。同大学観光産業戦略研究所所長。著書に『絵はがきで読む大大阪』(創元社)、『「水都」大阪物語』(藤原書店)、『ゆく都市くる都市』(毎日新聞社)、『大阪の教科書』(監修、創元社)ほか多数。
芦屋 小雁(アシヤ コガン)
神戸映画資料館名誉会長。喜劇俳優。舞台公演・テレビ・ラジオなどで活躍。日本有数の映画コレクターとしても有名。著書に『シネマで夢を見てたいねん』(晶文社)などがある。
船越 幹央(フナコシ ミキオ)
大阪歴史博物館学芸員。専攻は、日本近代史。主な著書に『看板の世界』(大巧社)、『大阪の橋ものがたり』(共著、創元社)など、主な展覧会に「阪神タイガース展」「大阪/写真/世紀」などがある。
藤井 康生(フジイ ヤスナリ)
大阪市立大学名誉教授。主な著書に『幻想劇場─フランス・バロック演劇の宇宙』(平凡社)、『東西チャンバラ盛衰記』(平凡社)、『神戸を読む』(晃洋書房)、訳書に『魔笛─秘教オペラ』(白水社) などがある。
増田 周子(マスダ チカコ)
関西大学文学部教授。専門は日本近現代文学、大正・昭和文学研究・関西文壇研究。著書に『宇野浩二文学の書誌的研究』(和泉書院)、共著書に『小林天眠と関西文壇の形成』(和泉書院)などがある。
阪本 順治(サカモト ジュンジ)映画監督。1989年、『どついたるねん』で第32回ブルーリボン賞最優秀作品賞を受賞。『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞、キネマ旬報ベストテン第1位など、主要映画賞を総ナメに。その後も『KT』『亡国のイージス』『闇の子供たち』『座頭市 THE LAST』『大鹿村騒動記』など多数の作品を手がける。最新作は、湊かなえ原案、吉永小百合主演の『北のカナリアたち』。
目次
■第1章 わが映画人生を語る 安井喜雄氏 インタビュー インタビュア…笹川 慶子
映画の良さが分かりはじめた中学生時代
学生時代 日本映画鑑賞会をはじめる
'95年堂山町にプラネット・スタジオ・プラスワン誕生
映画人が集う
資料収集に苦労あり
幻のフィルムはどこに?
60~70年代に支持集めた名画座
万博景気で乱立したPR映画製作会社
フィルム・ライブラリーの現状は?
若い人が来なくなったら映画は終わりじゃないかな
■第2章 日本の映画王になれなかった男 ~山川吉太郎のサクセスと没落~ 笹川慶子
大阪の映画製作史
山川吉太郎の夢─帝国キネマ演芸
映画街づくりに奔走した山川《帝キネ前史》
斬新な日本映画を目指す
関東大震災後 メジャーへの階段を駈けのぼる
帝キネの看板スター 褌チラ見せの市川百々之助
帝キネの絶頂
帝キネの没落
旧帝キネ派の必死の抵抗
帝キネの終焉
質疑応答
■第3章 花開く大阪キネマ文化 笹川慶子
はじめに
大阪映画文化の誕生とその変遷
【大正初期】
【大正末期】
【昭和初期】
映画館の記憶
肥田皓三先生について
松竹座、大阪劇場、北野劇場─など肥田皓三史インタビュー
ミナミに進出した東宝の封切館、南街劇場
『スミス都へ行く』と大東亜戦争
封切りが観れなかった藤沢桓夫の『新雪』
待望のアメリカ映画が戻ってきた
山田幸平先生について
市川百々之助 山田幸平氏インタビュー
江南キネマ
常盤座
九条新道の映画館
新世界の映画館
『キネマ旬報』と南方熊楠
生徒の映画鑑賞を禁止した大阪教護連盟
坂本健一さんについて
青空書房、坂本健一氏インタビュー
天満界隈の映画館
おわりに
■第4章 大阪の風景と戦後日本映画 芦屋小雁 橋爪紳也 船越幹央
主催者挨拶
『アチャコ青春手帖大阪篇』
アチャコさんとの共演の思い出
映画との出合い
よく見た映画のジャンル
最初の出演映画
撮影現場の記憶
“B級”映画を残すために
『大阪百景』
映画宣伝用パンフレットなど、資料をもとに…
■第5章 「反骨魂」と大阪映画 藤井康生
はじめに
大坂城の落城と『大坂城物語』および『真田風雲録』
元禄時代と『女殺し油地獄』
幕末(大塩平八郎の乱)と『風雲天満動乱』
明治時代と『王将』
大正時代(新国劇の創立)と『殺陣師段平』
昭和モダニズム時代と『浪華悲歌』
終戦直後の時代と『夜の女たち』
高度経済成長期と『がめつい奴』
終わりに
■第6章 大阪の映画と文学 増田周子
谷崎潤一郎『春琴抄』
山崎豊子『暖簾』
山崎豊子『ぼんち』
宮本輝『泥の河』
宮本輝『蛍川』
宮本輝『道頓堀川』
■第7章 海を越えるサカモトism ~日本映画の今とこれから~ 阪本順治
映画の今。東日本大震災後、映画人に何ができるのか?
中村勘三郎さんの思い出
若山富三郎さん、勝新太郎さんから教えられたこと
新世界の三部作
映画の未来について。デジタル化に要注意
阪本監督製作のDMZ国際ドキュメンタリー映画祭、宣伝用短編映画
■資料編
講演者から塾生に配布されたレジュメ
映画の良さが分かりはじめた中学生時代
学生時代 日本映画鑑賞会をはじめる
'95年堂山町にプラネット・スタジオ・プラスワン誕生
映画人が集う
資料収集に苦労あり
幻のフィルムはどこに?
60~70年代に支持集めた名画座
万博景気で乱立したPR映画製作会社
フィルム・ライブラリーの現状は?
若い人が来なくなったら映画は終わりじゃないかな
■第2章 日本の映画王になれなかった男 ~山川吉太郎のサクセスと没落~ 笹川慶子
大阪の映画製作史
山川吉太郎の夢─帝国キネマ演芸
映画街づくりに奔走した山川《帝キネ前史》
斬新な日本映画を目指す
関東大震災後 メジャーへの階段を駈けのぼる
帝キネの看板スター 褌チラ見せの市川百々之助
帝キネの絶頂
帝キネの没落
旧帝キネ派の必死の抵抗
帝キネの終焉
質疑応答
■第3章 花開く大阪キネマ文化 笹川慶子
はじめに
大阪映画文化の誕生とその変遷
【大正初期】
【大正末期】
【昭和初期】
映画館の記憶
肥田皓三先生について
松竹座、大阪劇場、北野劇場─など肥田皓三史インタビュー
ミナミに進出した東宝の封切館、南街劇場
『スミス都へ行く』と大東亜戦争
封切りが観れなかった藤沢桓夫の『新雪』
待望のアメリカ映画が戻ってきた
山田幸平先生について
市川百々之助 山田幸平氏インタビュー
江南キネマ
常盤座
九条新道の映画館
新世界の映画館
『キネマ旬報』と南方熊楠
生徒の映画鑑賞を禁止した大阪教護連盟
坂本健一さんについて
青空書房、坂本健一氏インタビュー
天満界隈の映画館
おわりに
■第4章 大阪の風景と戦後日本映画 芦屋小雁 橋爪紳也 船越幹央
主催者挨拶
『アチャコ青春手帖大阪篇』
アチャコさんとの共演の思い出
映画との出合い
よく見た映画のジャンル
最初の出演映画
撮影現場の記憶
“B級”映画を残すために
『大阪百景』
映画宣伝用パンフレットなど、資料をもとに…
■第5章 「反骨魂」と大阪映画 藤井康生
はじめに
大坂城の落城と『大坂城物語』および『真田風雲録』
元禄時代と『女殺し油地獄』
幕末(大塩平八郎の乱)と『風雲天満動乱』
明治時代と『王将』
大正時代(新国劇の創立)と『殺陣師段平』
昭和モダニズム時代と『浪華悲歌』
終戦直後の時代と『夜の女たち』
高度経済成長期と『がめつい奴』
終わりに
■第6章 大阪の映画と文学 増田周子
谷崎潤一郎『春琴抄』
山崎豊子『暖簾』
山崎豊子『ぼんち』
宮本輝『泥の河』
宮本輝『蛍川』
宮本輝『道頓堀川』
■第7章 海を越えるサカモトism ~日本映画の今とこれから~ 阪本順治
映画の今。東日本大震災後、映画人に何ができるのか?
中村勘三郎さんの思い出
若山富三郎さん、勝新太郎さんから教えられたこと
新世界の三部作
映画の未来について。デジタル化に要注意
阪本監督製作のDMZ国際ドキュメンタリー映画祭、宣伝用短編映画
■資料編
講演者から塾生に配布されたレジュメ
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