つくらない彫刻家



内容紹介
聞いたことありますか、ミミズの戯言(たわごと)を。
見たことありますか、腐ったキンタマを。
覗いてみませんか、芸術の深淵を。

名誉やお金のための仕事は拒否。出来なければ何年も創らない。器用に振る舞われず。
だれの機嫌も伺わない。ただ、まっすぐ芸術と向かい合って生きてきた。それが異能の彫刻家・福岡道雄。

これは、研ぎ澄まされた感性で芸術や福岡自らの生きざまを綴った秀逸のエッセイ集。

『何もすることがない』(1990年小社刊)以来22年ぶりのエッセイ集。


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  福岡道雄
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 アート
  アート:エッセイ
 エッセイ
商品コード:
9784833905459
販売価格(税込):
2,700

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書籍情報

発行日:2012/10/1 、 判型:四六判(単行本等) ・ハードカバー 、 頁数:246頁 、 その他- 、 装幀:秋山高廣 、 発行:ブレーンセンター

著者

福岡道雄(ふくおか・みちお)
1936年堺市に生まれる。中国北京に渡り、終戦後に帰国。中学2年まで滋賀県海津で過ごす。早くから彫刻家を志し1955年大阪市立美術研究所彫刻室に入所、今村輝久、保田龍門に師事。
1957年白鳳画廊で海辺の砂に石膏を流し込んだSANDシリーズを発表し注目される。1963年中原佑介企画「不在の部屋」展に出品。反芸術的作品「何もすることがない」「ピンクバルーン」等を秋山画廊、信濃橋画廊で発表。
その後、一時沈黙するが、70年代に入り黒い箱状の彫刻を連作。風景彫刻と呼ばれる。東京画廊、ナビリオ画廊などで発表。
1977年、第8回中原悌二郎賞優秀賞を受賞。93年に木を素材に「棚」、95年に「僕達は本当に怯えなくてもいいのでしょうか」を発表するが、個展会期中に阪神大震災があり、そのイメージの方向を見失う。
1998年文字による平面作品を制作。伊丹市立美術館でその新作を発表。2002年、自分を総括する時がきたと自覚している、として「飛ばねばよかった」「もういいじゃないですか」、2005年最後の個展として「腐ったきんたま」を発表。以後制作を絶つ。

主な展覧会
現代美術の動向展(京都国立近代美術館)
現代日本美術展
現代日本彫刻展
現代世界美術展(東京国立近代美術館)
第16回サンパウロビエンナーレ
芸術と日常―反芸術/汎芸術(国立国際美術館)
クロニクル64(東京都現代美術館)
ほか。

目次

第1章 ミミズの戯言
 四十五歳で
 仕事の合間に
 飛ばねばよかった
 もういいじゃないですか
 飛ぶ蚯蚓
 腐ったきんたま
 つくらない彫刻家

第2章 つぶになった
 石を叩く
 認知症検査
 柿の木
 学芸員
 首の彫刻
 波の彫刻
 美術家
 つくる
 対の作品
 あの人はどうしているのでしょう
 大阪市立美術研究所へ行く道
 短文
 タケノコケーキ
 彫刻家返上
 新しいこと
 素描
 きんたま
 まめつぶ
 つぶ

第3章 静かな仕事場
 つくらない彫刻家―想像力の回帰を自覚
 ドローイング
 穴の開いたジーンズ
 前衛という言葉
 僕たちは本当に怯えなくてもいいのでしょうか
 案内状
 優しい作家たち
 モニュメント
 再制作
 仕事場の辺り
 彫刻家になりたかった頃
 もう一度「現代美術」
 どこまで修復するか
 草むしり
 デスマスク「死面」
 迷える作家たち
 彫刻の引っ越し
 作品は水物
 つくるということ
 檄!
 黄土の匂い―「現代美術」に違和感
 修業時代
 地方の作家
 韮の花
 無気力
 怪しい奴
 みっつの個展
 最初の個展
 ため息
 優先順位
 制作ノート
 地道な仕事
 絶交
 彫刻の大きさ
 保田龍門
 モヤモヤしたもの
 真夜中のひらめき
 床の間
 肝臓はなめたら怖いですよ
 いらぬ知識
 ある日に
 大工道具
 船井裕を悼む
 なくなる画廊
 自虐的なしりとり
 泣き虫
 今一度想像力とは
 バカ凝り
 現代美術倦怠症それでもみるか
 献体
 死にたくなる
 いまいましい記憶
 ぼーっと『北回帰線』
 まだ、つくっているの?
 彫刻の展示法
 美術の動向を暗示
 駄目じゃないの
 机の上にコロコロ

あとがき

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