島の力



内容紹介
東京都写真美術館主催の「日本の新進作家展vol.8 出発」・パリ─ポルトガル─メキシコ巡回展 VOYAGE Contemporary Japanese Photography 招待作品を中心とした写真集。

島での平凡な日常生活が、これほど新鮮にみえるのは、なぜなんだろう。写真界に久々登場した、偉才が、離島で暮らす人々の日常を活写した。

南へ向かう。東京から鹿児島。船で屋久島へ。原始の森があった。山から川が生まれ、大地の養分が海に流れ、港にはトビウオやサバが水揚げされている。集落には花が咲き、田んぼ、畑を見れば村人のていねいな営みがある。芋焼酎にサバの刺身。月夜の海中温泉は混浴。海に囲まれた島は一つの共和国、王国に見えた。以来、日本周辺の島に向かって駆け出した。
冬、北へ。等しくすべてのものに雪が降り積もっている利尻島。歩く人もなく最果ての雪にうたれていた。夕方、下校途中の女子高生に会った。短いスカートの下から素足。「この格好、いましかできないから」と微笑んだ。
何かがふっ切れた。いましかない。
(「あとがき」より)

●関連情報
【東京展正式名称】「日本の新進作家展vol.8 出発」
2009年12月19日~2010年2月7日
東京都写真美術館

【巡回展】「VOYAGE Contemporary Japanese Photography」
2009年10月14日~2010年1月23日
Maison de la culture du japon a Paris パリ日本文化会館
以降、ポルトガル、メキシコ巡回予定。

・10/9 産経新聞 文化欄 掲載!・11/1 日本経済新聞 読書欄 掲載!


関連カテゴリ:
アート×ブレーンセンター
全ジャンル一覧
 アート
  アート:写真集
商品コード:
9784833905435
販売価格(税込):
3,740

他のオンラインショップで、この本を見る。(以下ご希望のオンラインショップ名をクリックしてください)
(選択中のタイトル:島の力)

書籍情報

発行日:2009/9 、 判型:タテ200×ヨコ210(mm) ・ソフトカバー 、 頁数:174頁 、 その他写真全158枚  、 装幀:編集・ブックデザイン=秋山高廣 、 発行:ブレーンセンター

著者

百々武(どど・たけし)
1977年、大阪生まれ。
1999年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業。
1999年、イイノ・広尾スタジオ入社。
2000年、写真家ZIGEN氏に師事。
2003年、フリーカメラマン/ビジュアルアーツ専門学校・大阪非常勤講師。



[写真展]
2001/4[西蔵行路]新宿ニコンサロン
2005/1[潮のみち]再春館ギャラリー
2007/7[映画 殯の森 スチール写真展]agnes b東京&paris
    9[矢切の渡し]ギャラリー街道
2008/1[道、道を行く]ギャラリー街道
    7[ISLANDSCAPE]ギャラリー街道
2009/1[波浪]ギャラリー街道
    2[波流]ギャラリー街道